草野俊太郎2016年4月13日魔法魔法 草野俊太郎 ある日の帰り道、僕は小さな瓶を見つけた。真っ暗になった道の中で、街灯に照らされながらそれは転がっ ていた。 拾い上げてみるとラベルには「魔法が詰まった瓶」と書かれている。馬鹿馬鹿しいと思ったが、ふと考えて...
もちごめ2016年4月13日稚拙遅拙 もちごめ 「何も浮かばん」 午前二時半、僕はパソコンの前で唸り声をあげていた。文芸部である僕は明日、というより今日までに一つ の文芸作品を書き上げ、提出しなければならないのだ。締め切りを守らないと普段温厚な西岡さんに愛用の...